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TinyMCE関連ドキュメント

ビジュアルエディタにモーダルウィンドウ機能を実装する

コラップスとはアコーディオンのようにコンテンツを開閉できる機能です。

これはコラップスのサンプルです

これは私が図書館に通う為に使っている自転車です。

 

一方、モーダルウィンドウは、コンテンツを新しいウィンドウで表示し、特定の操作なしには元の画面に戻らない機能です。

これは私が図書館に通う為に使っている自転車です。

ここではこの「モーダルウィンドウ」をビジュアルエディタの中で利用する方法を解説します。

1.モーダルウィンドウを作成するショートコードを作成する

functions.phpに「モーダルウィンドウ」を作成するショートコードを追加します。

/**************************************************/
/* TinyMCE Advancedにショートコードを追加 */
/**************************************************/
function my_scode($postarr) { 
	/*************************************
	 他のショートコードの設定(ここではその設定を省略します)
	 *************************************/
	/***********************************/
	/* モーダルウィンドウ      *********/
	/***********************************/
	$search = '【modal]';
	$replace= 
		'<div class="my-modal">
			<div class="my-modal-btn"><button class="btn btn-primary">モーダルウィンドウ</button></div>
			<div class="my-modal-background color1">
				<article class="my-modal-data width50">
					<p>モーダルウィンドウに表示するコンテンツエリアです。</p>
					<p>幅と背景色はスタイルから選択して下さい。</p>
					<p>初期値 幅:50% 背景色:color1(超薄い黒)</p>
					<p style="text-align:right;"><button class="btn btn-primary">閉じる</button></p>
				</article>
			</div>
		</div>';
	$postarr['post_content'] = str_replace($search,$replace, $postarr['post_content'] );	
/* モーダルウィンドウ終了 *********/
return $postarr;} 
add_filter('wp_insert_post_data', 'my_scode');

■ショートコードは複数登録されるので、上記には「モーダルウィンドウ」に関するショートコードのみを記述しています。

■モーダルウィンドウの構造は、「my-modal」の中にボタンの「my-modal-btn」、背景の「my-modal-background 」、データ部の「my-modal-data」から構成されます。

■尚、「my-modal-data」を「div」でなく「article」にしてあるのは、「div」要素に付ける背景色と、「article」に付けるコンテンツエリアの幅を同一カーソル点から指定できる様にする為です。

■上記のプログラムをコピーする時は【】を[]に置き換えて利用して下さい。

 

2.CSSを設定する

2-1.ビジュアルエディタのCSSに下記を追加します。

本テーマのビジュアルエディタのCSSは「editor-style.css」から「my-editor-style.css」に変更しています。

理由は下記ドキュメントを参照してください。

 ブロックエディタ時代にビジュアルエディタを使う方法

 ­親テーマが「editor-style.css」の時のスタイル機能の使い方

 

<my-editor-style.cssの設定>

下図を表現するCSSを定義していきます。

/*****************************/
/* モーダルウィンドウ */
/*****************************/
.____modal_________{}                                /* スタイルの区切り記号 */
div.my-modal-background{                              /* 上図の灰色の背景色のスタイル */
	display:flex;
	align-items:center;
	margin-top:5px;
	padding:5px 0;
	width:100%;height:auto;
	border:1px solid #8b8682;}
div.color1{background-color:rgba(0,0,0, 0.1);} /* 上図の灰色の背景色の色 */
div.color2{background-color:rgba(0,0,0, 0.2);} /* 上図の灰色の背景色の色 */
div.color3{background-color:rgba(0,0,0, 0.4);} /* 上図の灰色の背景色の色 */
div.color4{background-color:rgba(0,0,0, 0.6);} /* 上図の灰色の背景色の色 */
article.my-modal-data{                                   /* 上図の白色のコンテンツエリアのスタイル */
	border-radius:5px;
	border:1px solid #8b8682;
	background:#fff; 
  	margin:5px auto;
  	padding:10px;}
article.width50{width:50%;}                          /* 上図の白色のコンテンツエリアの幅 */
article.width60{width:60%;}                          /* 上図の白色のコンテンツエリアの幅 */
article.width70{width:70%;}                          /* 上図の白色のコンテンツエリアの幅 */
article.width80{width:80%;}                          /* 上図の白色のコンテンツエリアの幅 */

■モーダルウィンドウ全体 「my-modal」とボタン要素「my-modal-btn」はjqueryのコントロール用に設定したクラスなので、ここではCSSの設定はありません。

■背景の「my-modal-background 」の子供としてデータ部の「my-modal-data」があります。よって親に「display:flex; align-items:center;」を指定する事により、子をセンター配置にしています。

■div.cllor1~4は、div要素「my-modal-background 」の背景色指定の為の設定です。

■article.width50~width80は、article要素「my-modal-data」の幅指定の為の設定です。

 

2-2.style.cssは下記になります。

/*****************************/
/* モーダルウィンドウ */
/*****************************/
.entry-content div.my-modal-background{
 	display:flex;
 	align-items:center;
 	position:fixed;
 	top:0;left:0 ;
 	width:100%;height:100%;
 	z-index:2;}
.entry-content div.color1{background-color:rgba(0,0,0, 0.1);}
.entry-content div.color2{background-color:rgba(0,0,0, 0.2);}
.entry-content div.color3{background-color:rgba(0,0,0, 0.4);}
.entry-content div.color4{background-color:rgba(0,0,0, 0.6);}
.entry-content article.my-modal-data{
	border-radius:5px;
	border:1px solid #8b8682;
	background:#fff;
	margin:5px auto;
	padding:10px;}
.entry-content article.width50{width:50%;}
.entry-content article.width60{width:60%;}
.entry-content article.width70{width:70%;}
.entry-content article.width80{width:80%;}

ピンク部分がmy_editor-style.cssと異なる部分

■変更箇所はモーダルウィンドウは画面固定で画面サイズ一杯を背景にしています。

■またz-index:2;は通常画面よりここで生成した画面は、前面に書くことを指示しています。

 

3.jqueryプログラムを作成する

最後はモーダルウィンドウの画面コントロールを行うjqueryプログラムです。

­ ­jqueryプログラムとは

PHPプログラムはサーバのプログラムで、サーバ側で画面を生成しデバイス側に送ります。

よってサーバ側のプログラムにはユーザが画面をどの様に操作したか?は判りません。

一方、jqueryはユーザがどの様な操作をしたのか?を検知して処理するプログラムになります。

 

3-1.jqueryプログラムを作成する

①ルートディレクトリにJSフォルダを作成します。

②その中に「my-jquery.js」ファイルを作成し下記プログラムを登録します。

下記プログラムは1ページに複数のモーダルウィンドウが作成されても動くようにeachメソッドを使ったものになっています。

/************************************************/
/* モーダルウィンドウ制御 */
/************************************************/
$(function(){
	$('.my-modal').each(function(no,element){
		$(element).find('.my-modal-background').css('display','none');
		$(element).find(".my-modal-btn").click(function(){
				$(element).find(".my-modal-background").fadeIn();
		});
		$(element).find(".my-modal-background").click(function(elm){
			if($(elm.target).closest('.my-modal-data').length == 0){ 
			 $(".my-modal-background").fadeOut();}
		});
		$(element).find(".btn").click(function(){
			$(".my-modal-background").fadeOut();
		});
 	});  
});

■初期処理は「’.my-modal‘」を1個づつ探して、モーダルウィンドウ部「.my-modal-background」を非表示にします。

■次にボタン「.my-modal-btn」が挿入されたら「.my-modal-background」をフェードインで表示します。

■次に表示されたモーダルウィンドウの中でクリックイベントが起こった場合、下記の処理をします。

①クリックされた位置に親クラス「.my-modal-data」があった場合は「.length」に値が入るので、そのまま表示。しかし「.my-modal-data」以外でクリックされると「.my-modal-data」が無いので「.length」は0になるので、「.my-modal-background」をフェードアウトします。

②クリックされたのが「.btn」ならば、「.my-modal-background」をフェードアウトします。

 

3-2.jquryプログラムの利用宣言

<header.php>に上記のJqueryプログラムをロードします。

<head>
<!-- 他の設定は省略 -->
<!--自作jqueryプログラムの利用宣言-->
<script src='<?php echo get_stylesheet_directory_uri();?>/js/my-jquery.js'></script>
</head>

■子テーマフォルダの「js」フォルダにある「my-jquery.js」をデバイス側に送ります。

 

4.具体的な操作方法

①モーダルウィンドウを入れたい所で下記ショートコードを入れ更新ボタンを挿入ます

【modal】 注)【】は[]です。

 

②下記画面が表示されます。

■灰色の所が背景です。

■文字が書かれている所がコンテンツエリアです。

 

③背景色を選択します

コンテンツエリアをクリック後、スタイルからcolor1~calor4を選択します。

クラス 設定値
div.color1

rgba(0,0,0, 0.1)
div.color2

rgba(0,0,0, 0.2)
div.color3

rgba(0,0,0, 0.4)
div.color4

rgba(0,0,0, 0.6)

■「0,0,0」の所はRGB値です。よって黒ベースでない場合はここのRGB値を指定します。

 

④表示幅を選択します。

コンテンツエリアをクリック後、スタイルからwidth50~width80を選択します。

クラス
article.width50 画面サイズの50%
article.width60 画面サイズの60%
article.width70 画面サイズの70%
article.width80 画面サイズの80%

 

⑤ボタンの色やサイズを決める。

この操作は下記を参照してください。

 ビジュアルエディタでボタンを表示させる方法

 

⑥最後にコンテンツエリアの編集を完成させて下さい。

このエリアは段落変更、図、表等が自由に使えます。

 

以上でビジュアルエディタでモーダルウィンドウを使ったコンテンツが書けるようになりました。

ビジュアルエディタでボタン(button)を表示させる方法

ビジュアルエディタで文書を作成する時、ボタンを作成したい時があります。

ここでは下記のBootstrapのボタンをビジュアルエディタで利用する方法を解説します。

ボタンの種類 クラス

コメント

.btn

ボタンクラス

これを入れないとカラーコードは指定できない

.btn

.btn-default

ボタンクラス

+カラーコード #e6e6e6

.btn

.btn-primary

ボタンクラス

+カラーコード #286090

.btn

.btn-success

ボタンクラス

+カラーコード #449d44

.btn

.btn-info

ボタンクラス

+カラーコード #31b0d5

.btn

.btn-warning

ボタンクラス

+カラーコード #ec971f

.btn

.btn-danger

ボタンクラス

+カラーコード #c9302c

.btn

.btn-link

ボタンクラス

+ボタンというよりは通常のリンク

尚、この機能を利用する為には下記ドキュメントの設定が必要です。

 ­サイトにBootstrap3を利用する

 

1.ビジュアルエディタのCSSの変更

本テーマのビジュアルエディタのCSSは「editor-style.css」から「my-editor-style.css」に変更しています。

理由は下記ドキュメントを参照してください。

 ブロックエディタ時代にビジュアルエディタを使う方法

 ­親テーマが「editor-style.css」の時のスタイル機能の使い方

 

1-1.<my-editor-style.cssの設定>

/**********************************************************************/
/** BootStrapのボタンクラス **/
/**********************************************************************/
.____button_________{}     /* スタイルで見た時の区切り線です */
button.btn{                                   /* buttonタグのボタンのスタイル指定 */
	font-size:14px;font-size:0.875rem;line-height:1.5em;letter-spacing:0.8pt;}
button.btn-default{}                       /* ボタンの色 */
button.btn-primary{}                      /* ボタンの色 */
button.btn-success{}                      /* ボタンの色 */
button.btn-info{}                            /* ボタンの色 */
button.btn-warning{}                     /* ボタンの色 */
button.btn-danger{}                       /* ボタンの色 */
button.btn-link{margin-top:-7px;}   /* 文字列 

■上記で指定しているのはBootstrapのボタン要素をbuttonタグで使える様にしています。

ボタン要素(.btn等)自体はBootstrapの設定で事前に読み込まれています。

■BootstrapのCSSを一部変更しているのは赤字の所になります。

 

2.style.css の設定

ここで設定するのは、Bootstrapの設定変更をした下記部分だけです。

/************************************************************/
/* BootStrap設定の変更(ボタン文字のレスポンシブ化、ボタンリンクの設定変更 */
/************************************************************/
.entry-content button.btn{font-size:14px;font-size:0.875rem;line-height:1.5em;letter-spacing:0.8pt;}
.entry-content button.btn-link{margin-top:-7px;}
.entry-content .btn:hover{color:#000;}

■3行目の「.btn:hover{color:#000;}」は、ボタンにカーソルが来た時の色を指定しています。

 

3.使い方

3-1.ボタンの文字を入力します

ex)ボタン等

 

3-2.ボタンの基本クラスを入れる

下記のスタイルから「button.btn」を指定します。

下記の様なボタンになります。

 

3-3.ボタンにカラーを入れます。

ボタン

上記は、「button.btn-primary」を追加したサンプルです。

 

以上でボタンは出来上がりましたが、このボタンを挿入しても何も起こりません。

 

3-4.ボタンにリンク先を設定する。

下記のリンクボタンで、リンク先を指定します。

下記はリンク先が指定されたボタンになりま。

 

以上でビジュアルエディタの中でボタンを作成する事ができる様になりました。

ビジュアルエディタの引用BOX(blockquote)をカスタマイズする

引用タグblockquoteは他サイトで使われているコンテンツを自サイトで引用する時に使うもので、検索エンジンにこの部分はこのサイトのコンテンツでない事を伝える物です。

ここではこのサイトで使っている引用タグの設定と使い方を解説します。

1.引用<blockquote>の設定

ディフォルトのTinyMCEの引用タグはあまり美しくありません。
そこでWordPressのダッシュアイコンを使って下記の様な引用タグに変更しました。

ここに書かれた内容は、×××から引用した文書です

この設定方法を解説します。

 

1-1.ビジュアルエディタのCSSに下記を追加します。

本テーマのビジュアルエディタのCSSは「editor-style.css」から「my-editor-style.css」に変更しています。

理由は下記ドキュメントを参照してください。

 ブロックエディタ時代にビジュアルエディタを使う方法

 ­親テーマが「editor-style.css」の時のスタイル機能の使い方

 

<my-editor-style.cssに下記を設定します>

/****************************************/
/* blockquoteの設定 */
/*****************************************/
blockquote{
	margin:5px 0;                 /* マージンは左右5px、上下0に指定 */
	border:none;                   /* 枠線和表示しません */
	border-radius:5px;           /* BOXの上下左右の角を丸くします */
	background-color:#f7f7ff; /* 背景色 */
	padding:1.0em;               /* BOX背景色 */
	position:relative;              /* ここを基準点とする */
}
blockquote:before{                                                    /* 左上の記号 */
	font-family:"dashicons";                                         /* フォントはダッシュアイコン */
	content:"\f122";                                                    /* 文字コード */
	font-size:20px;font-size:1.25rem;line-height:1em;   /* 文字サイズ */
	color:#999;                                                           /* 文字色 */
	position:absolute;left:0;top:0;                                 /* 位置は基準点から上と左が0の位置 */
}
blockquote:after{                                                       /* 右下の記号 */
	font-family:"dashicons";                                          /* フォントはダッシュアイコン */
	content:"\f122";                                                     /* 文字コード */	  
	font-size:20px;font-size:1.25rem;line-height:1em;    /* 文字サイズ */
	transform:rotate(180deg);                                       /* 文字を180°回転させる */
	color:#999;                                                            /* 文字色 */
	position:absolute;right:0;bottom:0;                          /* 位置は基準点から下と右が0の位置 */
}

各設定の意味はコメントを参照してください。

­ ­メモ

左上と右下の文字はダッシュアイコンのを利用しています。

このアイコンを左上はそのまま、右下は180°回転させて利用しています。

 

2-2.style.cssのも同様の定義を行います。

/****************************************
blockquoteの設定
*****************************************/
.entry-content blockquote{
	margin:0;padding:0;
	border:none;
	border-radius:5px;
	background-color:#f7f7ff;
	padding:1.0em;
	position:relative;}
.entry-content blockquote:before{
	font-family:"dashicons";
	content:"\f122";
	font-size:20px;font-size:1.25rem;
	line-height:1em;
	color:#999;
	position:absolute;left:0;top:0;}
.entry-content blockquote:after{
	font-family:"dashicons";
	content:"\f122";	  
	font-size:20px;font-size:1.25rem;
	line-height:1em;
	transform:rotate(180deg);
	color:#999;
	position:absolute;right:0;bottom:0;}

 

2.引用<blockquote>の使い方

2-1.入力方法

①引用を入れる所にカーソルを置き、下記アイコンを挿入します。

②表示された枠の中に文字を入れて行きます。

<サンプル>

ここに書かれた内容は、×××から引用した文書です

 

2-2.引用BOXから出る方法

BOXから出る場合は<enter>を2回挿入すると出られます。

 

2-3.引用BOXのインデント方法

<blockquote>をインデント可能にする為には下記設定が必要になります。

 ­ビジュアルエディタでインデントが利用できる様にする

 

PREを選択するとビジュアルルエディタの左下に下記のガイドが表示されます。

※上記が表示されない場合は、表示オプションを開いて「最大行表示エディターと集中執筆モード機能を有効化します」の✔を外して下さい。

 

上記の「blockquote」を選択した後、インデントボタンで操作してください。

 

2-4.引用BOXの削除方法

引用文を選択して下記アイコンを実行します。

通常の段落文に変わりますので、文字を選択して削除して下さい。

親テーマが「editor-style.css」以外の時のスタイル機能の使い方

ここでは親テーマのビジュアルエディタのCSSが「editor-style.css」以外の場合の設定について解説しています。

親テーマがどの様なCSSを使っているか?は下記を参照してください。

 ブロックエディタ時代にビジュアルエディタを使う方法

 

1.TinyMCE Advancedをインストールした時の問題点

1-1.TinyMCE Advancedプラグインをインストールする。

下記のプラグインをインストールして有効化して下さい。

 

1-2.設定→TinyMCE Advancedの旧エディタタブを開きます

下記のエラーがでています。

­ ­エラーの理由

この記事を書いて時点のTinyMCE Advancedのバージョンは、5.3.0になります。

今後改善されるかも判りませんが、現在のAdvancedで意識しているCSSは「editor-style.css」になります。

しかし親テーマが使っているビジュアルエディタのCSSが「editor-style.css」でないので読めませんというエラーになります。

 

2.「editor-style.css」でないテーマにCSSクラスメニュを適用させる方法

<対策方法>

①利用しているビジュアルエディタのCSSファイルを子テーマフォルダにコピーする。場所は子テーマディレクト直下でも可。

 

②上記のファイル名を「editor-style.css」に変更する。

 

③子テーマのfunctions.phpに下記を追加します。

function my_styles() {
  remove_editor_styles();                  //親テーマのエディタスタイルシートの削除
  add_editor_style( 'editor-style.css' );//子テーマのスタイルシートの追加
} 
add_action( 'admin_init', 'my_styles' );

※1.関数名は任意です。

※2.上記は、現在設定されているエディタCSSを解除し、新たなCSS名を指定しています。

 

④「設定→TinyMCE Advanced」を再度、開き直すと、エラーが消えて下記が表示されますので✔して下さい。

その他の設定はデフォルトで問題ありません。

変更した場合は必ず「設定の保存」を実行して下さい。

以上で「editor-style.css」で設定した「スタイル」が利用できる様になります。

 

3.TinyMCE Advancedのスタイル機能とは

TinyMCE Advancedプラグインをインストールすると下記の様なボタンが追加されます。

このボタンをビジュアルエディタのメニュに配置して下さい。

 

このスタイルをクリックした時に表示されるメニュのデフォルトは下記になります。

 

しかし、項番2で「CSSクラスメニュ」の所に✔を付けるとクラスメニュが定義できるようになります。

­ ­メモ

CSSクラスメニュとはタグ(p、div、img、table等)に付けたクラスメニュです。

例えばimgタグに「.×××」というクラスをつけたメニューという事です。

 

例えば下記の様なクラスメニュを「editor-style.css」に設定します。

img.waku0 {
	padding:2px;
	border-radius:0;
	border:1px solid #8b8682;}
img.waku5 {
	padding:5px;
	border-radius:0;
	border:1px solid #8b8682;}

 

そうするとスタイルメニュをプルダウンすると、設定したクラスが表示されます。

下記の例ではimgが選択されている時に「.waku0」と「.waku5」のクラスを追加する事ができる様になります。

CSSのクラスはBootstrap等のクラスでも、任意設定のクラスでもOKです。

ブロックエディタ時代にビジュアルエディタを使う方法

WordPress5.0以前は「ビジュアルエディタ(TinyMCE)」が標準エディタでした。

よって記事投稿画面とHTML表示を一致させる事が比較的容易でした。

 

しかし、2018年末にリリースされたWordPress5.0から標準エディタは「ブロックエディタ(Gutenberg)」に変更になりました。

その結果、記事投稿画面とHTML表示を一致させる事より、ドキュメント構造が重視されるようになりました。

 

プロの方は「ブロックエディタ」の方が良いとの意見もありますが、素人には「ビジュアルエディタ」の方が判り易いと思います。

私は「ビジュアルエディタ」時代にWordPressを始めたので問題なく理解できましたが、今、WordPressを始める人は、「あれ!どの様に文書を書いたら良いのか?」でつまずくのではないか?と心配しています。

 

そこで私は、WordPressは最新版を使うが、エディタは「ビジュアルエディタ」を使い続けたいと思っています。

そこでこれらの「エディタ」の現状を色々調べた結果を下記に報告します。

 

1.WordPressのデフォルトテーマでのエディタの取り扱い

<テーマ毎のビジュアルエディタ一覧>

テーマ名 年度 editor-style.cssの場所 クラス
twentytwelve 2012年版 テーマディレクトリの直下 .entry-content
twentythirteen 2013年版 CSSフォルダの中 .entry-content
twentyfourteen 2014年版 CSSフォルダの中 .entry-content
twentyfifteen 2015年版 CSSフォルダの中 .entry-content
twentysixteen 2016年版 CSSフォルダの中 .entry-content
twentyseventeen 2017年版 assets/cssフォルダーの中 .entry-content
twentynineteen 2019年版 ビジュアルエディタのファイル名が「style-editor.css」に変更になりました。

場所はテーマディレクトリの直下

.entry-content
twentytwenty 2020年版 ビジュアルエディタのファイル名が「editor-style-classic.css」に変更になりました。

場所はassets/cssフォルダーの中

.entry-content

­ ­解説

従来のビジュアルエディタのCSSファイル名は「editor-style.css」でした。

しかし「twentynineteenテーマ」や「twentytwentyテーマ」ではCSSのファイル名が変更されました。

ビジュアルエディタが無くなった訳ではありません。

確認方法:何が使われているのか?はfuncitions.phpを「add_editor_style()」で検索すると判ります。

またビジュアルエディタのCSSに対応するhttp表示のCSSは「style.css」で、クラスは全テーマで「entry-content」です。

確認方法:ビジュアルエディタで作成されたコンテンツがどの様なクラス名で表示されているのかは「EmEditor」の「ファイルからの検索」で「the_content()」で検索すると判ります。

 

一方、旧テーマでもブロックエディアが使える様にする為に「editor-blocks.css」というCSSファイル名が追加されました。

しかし「twentynineteenテーマ」や「twentytwentyテーマ」は上記と異なり下記になります。

■twentynineteen:style-editor-customizer.css

■twentytwenty:editor-style-block.css

確認方法:何が使われているか?はfuncitions.phpを「wp_enqueue_style()」で検索するとが判ります。

 

いづれにしても、WordPressのデフォルトテーマは「ビジュアルエディタ」でも「ブロックエディタ」でも使える様になっています。

 

1.ビジュアルエディタ(TinyMCE)のみを利用する方法

ビジュアルエディタを使うか?否かは、下記のプラグインを入れるか?否かで決まります。

入れた場合は「ビジュアルエディタ(TinyMCE)」、入れない場合は「ブロックエディタ(Gutenberg)」になります。

 

Classic Editorプラグインをインストールする。

下記のプラグインをインストールして有効化して下さい。

 

■ビジュアルエディタのCSSをカスタマイズする方法

①ビジュアルエディタのCSSを親テーマから子テーマにコピーする

項番1の表に記載したCSSファイルを子テーマフォルダにフォルダ構造毎コピーします。

 

②ビジュアルエディタの修正

このCSSを修正すると、ビジュアルエディタの表示が変わります。

例)

p{font-size: 16px;}

 

③http表示のCSSの修正

子テーマの「style.css」に上記の修正内容を追加します。

クラスは「.entry-content」です。

例)

.entry-content p{font-size: 16px;}

以上でhttp表示もビジュアルエディタと同様に修正されます。

 

2.TinyMCE Advancedを追加利用する場合

TinyMCE Advancedを利用する場合、親テーマが「editor-style.css」か否かで使い方が異なります。

親テーマの種類により下記ドキュメントを参照してください。

 ­親テーマが「editor-style.css」の時のスタイル機能の使い方

 親テーマが「editor-style.css」以外の時のスタイル機能の使い方