2022年03月26日
Actionフック:after_setup_theme
アクションフック after_setup_theme は、functions.php が読み込まれた直後にフックされます。
子テーマ(親テーマも含む)のWordPress機能の設定で利用します。
メモ
WordPressの functions.php は
1.子テーマ
2.親テーマ
の順番で読み込まれます。
しかし子テーマの functions.php の中で after_setup_theme で記述された処理は、親テーマが処理された後に実行されるので、子テーマから親テーマの設定を変更する事が可能になります。
1.アクションフックの基本形
基本系は下記になります。
function ○○(){ //ここで下表にある関数で各種設定を行います。 } add_action('after_setup_theme', '〇〇' , $priority , $num );
■ $priority は実行順序でデフォルトは10です。
■ $num は参照変数の数ですが'after_setup_theme'には参照変数はありません。
2.このアクションフックで良く使われる関数
このアクションフックでよく利用される関数には下記の様な物があります。
区分 | 関数名 | 解説 |
WP機能 | add_theme_support() | WordPressが持っている機能の利用宣言する関数です。 |
add_post_type_support() | 投稿タイプを指定して編集画面に追加する項目を指定する関数です。 | |
remove_theme_support() | 親テーマで設定しているWordPress機能を削除します。 | |
メニュ | register_nav_menu() | メニュのロケーション名を作成します。 |
unregister_nav_menu() | 親テーマで設定しているメニュのロケーションを削除します。 | |
アクションフック | remove_action() | 親テーマで設定しているアクションフックを解除する。 |
カスタム投稿 | register_post_type() | 投稿以外に、「お知らせ」や「製品」等のカスタム投稿を新設する関数です。 |
register_taxonomy() | カスタム投稿にタクソノミ(分類)を新設する関数です。 | |
セッション | session_start() | セッション機能をONにするPHP関数です。
セッション機能をONにすると、PHPプログラム間で情報の受け渡しをディスク経由で行う事が出来るようになります。 |
管理バー | show_admin_bar() | ページの上部に表示される管理バーの表示を制御する関数です。 |