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Synologyを使う上で最低限覚える事

DSM7系の画面をカスタマイズする

DSM(DiskStation Manager)の画面カスタマイズには下記の種類があります。

1.DSMのログイン画面のカスタマイズ

Synology NAS管理者がDSM利用者に発行するログイン画面です。

DSM6では「テーマ」メニュにあった機能です。

 

2.ユーザのデスクトップ画面のカスタマイズ

ログイン後に表示される画面。

この画面はユーザ毎にカスタマイズできます。

 

3.File Stationへのダイレクトアクセス

これを使うと「DSM」に入ってから「File Station」を起動するのでなく、直接「File Station」にログインできます。

DSM6では「アプリケーション ポータル」メニュにあった機能です。

 

ここでは、これらの画面のカスタマイズ方法を解説します。

1.DSMのログイン画面のカスタマイズ

ログイン画面はSynology NAS管理者が、NASの利用者に発行する画面です。

よってNASを会社で運用する場合や、家族で利用する場合に合わせて画面をデザインしてください。

ログイン画面の構成は下図の様になっています。

下記に上図の各項目の設定を解説します。

1)コントロールパネルから「ログイン ポータル」を起動させてください。

 

2)表示された画面から「DSM」タブ画面に入ります。

■「編集」ボタンを挿入します。

 

3)下記の設定画面が表示されます。

各項目の説明は下記になります。

項目 解説
ログインページのタイトル 省略可 省略した場合はネットワークメニュで設定したサーバ名が表示されます。
背景 「画像」か「色」が選択できます。

「画像の選択」をクリックすると背景の選択画面が表示されます。

デフォルトで用意されている壁紙を採用するか、マイページを選択して画像をアップロードするかで背景が決まります。

ロゴ ロゴ画像をアップロードできます。
DSM6では問題なく動いていましたが、DSM7.1ではうまく動きません。
ようこそタイトル 省略可 一般的には企業名に準じる物が入ると思います。

省略した場合はこのエリアが非表示になります。

ようこそメッセージ 省略可 一般的にはNAS管理者から利用者に対するメッセージは入ると思います。

省略した場合はこのエリアが非表示になります。

フッターメッセージ 省略可 画面の下にフッターメッセージを表示する事ができます。

HTMLでフッターメッセージを記述した場合は、「フッターメッセージのHTMLをレンダリングします」に✔をいれてください。

上記の各項目を設定して画面の右下の『保存』ボタンを挿入してください。

以上で設定は終了します。

 

2.ユーザのデスクトップ画面のカスタマイズ

ログインスタイルはNAS管理者がNAS利用者に提供する画面でしたが、ディスクトップ画面はWindowsのディスクトップと同様に利用者が自由に壁紙等を選択することができます。

1)デスクトップの右上のオプションアイコンをクリックし個人を選択する

 

2)表示された画面から「ディスプレイ環境設定」を選択します。

①メインメニュのスタイル

スタイルは「フルスクリーン」と「ドロップダウン」が選択できます。

私は「ドロップダウン」の方が好きです。

 

②アイコンサイズと文字色

アイコンサイズは「ノーマル(64×64)」と「クラシック(48×48)」が選択できます。

私は「クラシック(48×48)」の方が好きです。

又、文字の色も変更できます。

 

③背景

背景は「画像」と「」が選択できます。「画像の選択」ボタンで背景画像を選択したり、アップロードすることができます。

 

設定が終了したら「保存」ボタンで終了します。

 

3.File Stationへのダイレクトアクセス

これを使うと「DSM」に入ってから「File Station」を起動するのでなく、直接「File Station」にログインできます。

1)コントロールパネルから「ログイン ポータル」を起動させてください。

2)表示された画面から「アプリケーション」タブを選択してください。

■表示された一覧から「File Station」をクリックし「編集」ボタンを挿入します。

下記画面が表示されます。

■「編集」ボタンを挿入すると入力画面のカスタマイズができます。

■エイリアス「file」で指定した場合のアクセスは下記になります。

http://IPアドレス/file

保存ボタンを挿入します。

 メモ

File Stationで「ファイルをクリック」するとPCにそのファイルがダウンロードされるだけです。

しかしSynology NASをWebDAVでアクセスする方法でNASをアクセスし「ファイルをクリック」をすると「ファイルのプログラムが自動起動」されます。

よってWebDAVアクセスの方がお勧めのアクセス方法になります。

以上でDSMの画面のカスタマイズが完了しました。

DSM7系の画面の基本操作を覚える。

1.DSM7の基本画面を理解する

下記画面がDSM(DiskStation Manager)にログインした画面になり、これが「ホーム画面」です。

DSM7の基本画面

1.メニュー

メニュをクリックすると現在インストールされている総てのアプリケーションが表示されます。

ホーム画面のアプリケーションは、この中の一部が表示されています。

①メニュ以外の場所をクリックすると、前のホーム画面に戻ります。

②各メニュをクリックすると、そのアプリケーションが起動されます。

③ホーム画面にアプリケーションを追加する場合は、右クリックで「ディスクトップに追加」を選択します。

 

2.アプリケーション

①パッケージセンタ

パッケージセンタからSynologyのNASに色々なパッケージをインストールする事ができます。

このアイコンをクリックして、使用許諾に同意してください。

これで、パッケージセセンタのアプリケーションのインストールができるようになります。

 

②コントロールパネル

この中にSynologyサーバの各種設定を行うコマンドが入っています。

これの使い方はコントロールパネルの基本操作を覚えるで解説していきます。

 

③ファイルステーション

クリックすると下記が表示されます。

共有フォルダはSynologyをNASとして使う為の設定で説明しますので今は「キャンセル」で終了してください。

 

④DSMヘルプ

Synologyのヘルプが入っていますが、あまり参考にはならないと思います。

 

3.通知

Synologyが色々処理した結果の履歴が表示されます。

クリックで「表示/非表示」のトグルになっています。試してみてください。

 

4.アカウント

クリックで「アカウントメニュの表示/非表示」のトグルになっています。

管理者の場合はサーバの再起動、シャットダウン等の操作ができます。

利用者の場合はパスワードの変更やログアウトができます(まだ利用者登録は行っていません)

 

5.ウィジェット

クリックで「ウィジェットの表示/非表示」のトグルになっています。

操作方法か下記になります。

 

6.検索

クリックで「検索の表示/非表示」のトグルになっています。

初めにアクセスすると下記画面が表示されます。

■まだ共有フォルダを作成してないのでまだ意味がありません。

 

2.コントロールパネルの基本操作を覚える

コントロールパネルにはSynologyサーバの各種設定を行うコマンドが入っています。

1.コントロールパネルの下記アイコンをクリックしてください。

①下記画面が表示されます。

■コントロールパネルで使えるメニュが表示されます。

②事例として下記アイコンをクリックしてください。

下記が表示されます。

■メニュー一覧に戻る場合は「ホームアイコン」をクリックします。

■「ホームアイコン」でなくても、左ペインから他のメニュにも行けます。

■右側に選択したメニュの内容が表示されます。

 

3.サーバの現在の設定状況を確認する

1.コントロールパネル→下記の情報センタのアイコンをクリックします。

下記画面が表示されます。

上段にあるタブの解説

タブ 解説
全般 サーバの情報が表示されます
ネットワーク ネットワーク設定に関する情報が表示されます
ストレージ ディスクに関する情報が表示されます
SynologyのNASにiSISIディスクを作成した場合は、ここに表示されます
サービス
重要
現在、稼働しているサービス等の確認がここでできます。
アプリケーション障害の時に現在の設定がどうなっているのかの確認に重要です。
デバイス分析 Synologyではデバイスの健康状態を把握してくれています。

この操作に対する許諾がここで管理されています。

以上でDSMの基本画面は理解できたと思います。

SynologyのNASを新規にセットアップする方法

下記文書はSynologyのNASを新規にセットアップする説明になります。

1.Synologyのハードウェアをセットアップする

接続関係は下記になります。(図1)

■SynologyのNASにディスクを取り付けて、上図の様にルータ機器と接続します。

■Synologyサーバをセットアップできる条件は、ローカルPCがインターネットのSynologyのサイトにアクセスできる事が条件です。

 

2.サーバにDSMをセットアップする

1.サーバの電源を入れる

サーバの電源を入れ暫くすると『ピー』と音が鳴り、準備ができた事を教えてくれます。

 

2.ローカルPCのブラウザから下記URLをアクセスします。

find.synology.com

図1のSynologyのサイトのプログラムが、ローカルPCがあるLAN内をサーチしてSynologyのNASを検索してくれます。

 

3.下記の接続画面が表示されます

IPアドレスはルータのDHCPから自動取得します。
最終的にはIPアドレスは変更しますが当面はこのIPアドレスでアクセスします。
よって必ずこのIPアドレスは控えておいて下さい。

 

4.ユーザライセンス

ユーザライセンスの同意書が表示されるので「OK」を挿入します。

 

5.インストール画面が表示されます

■選択肢は①最新のDSMを自動的にダウンロードする②Synologyのサイトからダウンロードした「.pat」ファイルを指定する。がありますがDSM7を一度でも利用したNASの場合は原則DSM6は利用できなくなります。どうしてもDSM6を使いたい場合はDSM7へのアップグレード、DSM6へのダウングレード方法を参照して下さい。

■①を選択し「次へ」のボタンを挿入して先に進みます。

 

6.DSM7.1のようこそ画面が表示されます。

■「起動」ボタンを挿入します。

 

7.DiskStationの設定画面が開きます。

■デバイス名

任意名称です。後で修正できます。

■管理者アカウント

任意名称です。後で修正できます。

­ ­メモ

DSMのデフォルト管理者IDは「admin」です。

ここで他のIDを指定すると「admin」は使用不能IDとしてセットアップされます。

■パスワード

大文字、小文字、数字を含んだパスワードが推奨です。

■次へで先に進みます。

 

8.DiskStationの更新のやり方の選択画面が表示されます。

■選択肢は下記になります。

①重要なDSMとパッケージの更新のみを自動的にインストールする(推奨)

②自動的にDSMとパッケージのアップデートをインストールする

③DSMとパッケージのアップデートが利用可能になったなら私に連絡してもらえれば、私が手動でインストールします。

■DSM6は③がデフォルトでしたが、DSM7は①が推奨になっているのでこれを選択し「次へ」のボタンで先に進みます。

 

9.Synologyアカウントの設定画面が表示されます。

■SynologyアカウントとはSynologyのWEBサイトでSynologyのNASを管理してくれるサービスです。
取得してない場合は取得することをお勧めします。

既にアカウントを持っている場合は、アカウントにログインします。

■この中でQuickConnectIDを聞いてきますが、これはルータの設定なしに、インターネットからSynologyのNASにアクセスできる仕掛けです。

このQuickConnectIDも後で修正できますが決まっている場合は指定して下さい。

 ­QuickConnectでSynologyサーバをアクセスする

 

10.便利ツールの利用申請

■DSM7から始まった新しいサービスは下記になります。

①Synology Active Insigth(NASをSynologyがモニタリングするサービス)

②DSM構成のバックアップ(DSMの設定情報をSynologyのサイトにバックアップするサービス)

■両方にチェックをつけて「送信」ボタンを挿入します。

 

以上でDSM7のインストールが完了し下記画面が表示されます。

ストレージボリュームの作成は「ストレージ マネージャでボリュームを設定する」を参照して下さい。

 

上記画面を閉じた場合の上記画面のアクセス方法は下記になります。

<サーバのアクセス方法>

http://SynologyサーバのIPアドレス:5000

IDとパスワードが表示されるので、設定したIDとパスワードでログインします。

 メモ

上記の5000はポート番号と呼ばれるもので、DSMにログインする時に利用します。

これを変更する場合は下記で変更できます。

「コントロールパネル → ネットワーク → DSM設定タブ」

セキュリティ強化の為に、このポート番号は変更する事をお勧めします。

 

3.ストレージ マネージャでボリュームを設定する

上記の状態はDSMというオペレーティングシステム(OS)がNASのメモリにロードされただけです。

次に行うのはこのOSが使う「ディスクボリューム」の設定です。

1.ストレージプールをボリュームの作成ボタンを挿入します。

  Synologyの「ストレージ マネージャ」が起動されて下記が表示されます。

■「起動」ボタンを挿入します

 

2.ストレージのRAIDの選択画面が表示されます。

■SHRはSynology Hybrid RAIDの略です。RAIDに詳しくない人はこれを選択する事をお勧めします。

(SHRは、ディスクを2本入れた場合は、RAID1として動作します)

­ ­ディスク2本を1つのボリュームにする場合

ディスクを2本入れて冗長化構成を組まない場合は、RAID0を選択してください。

■ここでは「ディスクを2本」入れて「SHR」でボルームを作成する方法で解説します。

 

3.ディスクの構成情報が表示されます。

■右下に推定容量が表示されていますが、これを見ると2つのディスクがRAID1になっていることがわかります。

■「次へ」ボタンで先に進みます。

 

4.ドライブチェック画面が表示されます。

■選択肢は

①ドライブチェックを実行

②ドライブチェックをスキップ

がありますが試した結果②で問題がないのでこれを指定して「次へ」に進みます。

 

5.ボリューム容量の割り当て画面が表示されます。

■「最大」ボタンを挿入してから「次へ」で先に進みます。

 

6.ファイルシステムの選択画面が表示されます。

■ファイルシステムの選択は「Btrfs」と「ext4」がありますが主流は「Btrfs」です。

これを選択して「次へ」で先に進みます。

 

7.確認画面が表示されます。

 

8.ストレージプールの作成が開始されます。

■ここでストレージプールの作成作業が開始されます。

■4項でドライブチェックをするを選択しているとかなりの時間がかかります。

終了するまで待ちます。

 

9.ストレージプールの作成が完了すると下記が表示されます。

■「data scrubbing」はバックグラウンドでストレージのエラーを検査する仕組みです。

■「今すぐ実行」ボタンを挿入します。

 

10.完了画面が表示されます。

■data scrubbingの完了日が表示されます。

以上でSHRでディスクが2本のストレージプール作成が完了しました。

SynologyのDDNSでサーバをアクセスする方法

ここではインターネットからDDNSを使ってSynologyサーバをアクセスする方法を解説していますが、ローカル環境でDDNSを利用する場合は「ローカルデバイスからDDNSを使ってSynologyサーバをアクセスする方法」を参照して下さい。

 

SynologyのNASをインターネットからアクセスする方法としては

QuickConnect ID

DDNS(Dynamic Updates in the Domain Name System)

という2種類の方法があります。

各々の特徴は下記になります。

QuickConnect ID DDNS
アクセス方式 Synologyサイト経由での接続 自宅ネットワークにダイレクト接続
ルータの設定 不要 必要
できる事 Synologyの基本アプリに限定 WordPress等の総てのアプリで利用が可能です

 メモ

DSM6以降からQuickConnectの仕様が下記の様に変更になりました。

■DDNS未設定:QuickConnect IDでアクセスします。

■DDNSが設定済み:QuickConnectでアクセスしても自動でDDNSアクセスに変更されます。

ここではSynologyのDDNSを利用してSunologyのNASをアクセスする方法を解説します。

<目次>

1.SynplogyからDDNSを取得する方法

上記は新規にSynologyのDDNSを取得する方法を解説しています。

2.ルータに転送先サーバを設定する

上記はSynologyのDDNSでアクセスが来た時にどのサーバに転送するか?のルータ設定について解説しています。

3.DDNSでサーバに接続できない時

上記はDDNS接続がうまくいかない時の注意が記載されています。

4.SynologyのDDNSの再設定について

上記は過去に取得したSyonologyのDDNSを再度利用したい場合の方法を解説しています。

5.Synology以外のDDNSサービスを使う方法

SynologyのDDNSはサーバに1個しか取得できません。

そこで複数のDDNSを取得すする方法を解説しています。

 

1.SynplogyからDDNSを取得する方法

1.コントロールパネルの「外部アクセス」メニュを起動します。

 

2.開いた画面から「DDNS」タブを選択すると下記画面が開きます。

■上記画面の「追加」ボタンを挿入します。

下記画面が表示されます。

■DDNSプロバイダでSynologyを選択します。

尚、Synologyから取得できるDDNSはサーバに1個だけです。

下記の画面が表示されるので必要事項を入力します。

①ドメイン名の選択

▼をクリックすると下記のドメイン名が表示されます。この中から1つを選択します。

synology.me、DiskStation.me、1234.me、myds.me、DSCloud.biz、DSCloud.me、DSCloud.mobi、DSmyNAS.com,DSmyNAS.net、,DSmyNAS.org、FamilyDS.com

②ホスト名の入力

任意の名前を入力します。

例)nw

③「テスト接続」ボタンを挿入

取得したいDDNSが既に他の人に使われている場合はエラーになります。

エラーになった場合は①と②を変更します。

誰も使われていないDDNSの場合は取得されます。

④SSL証明書を合わせて取得したい場合は、チェックをを入れます。

ここで取得できる証明書は上記で作成したSynologyのDDNSのSSL証明書です。

複数のDDNSでSynologyのNASをアクセスする場合は「Let’s Encryptの無償のSSL証明書の取得方法」を参照して下さい。

 

以上で下記画面が表示され、DDNSが取得された事の確認ができます。

以上でドメイン名(URL)の取得が完了しました。

次に行うことはドメイン名でアクセスが来た時にどのIPアドレスのサーバに転送するかの設定です。

 

2.ルータに転送先サーバを設定する

ルータへの設定は、Synology のサーバで動かすアプリケーションを追加するたびに順次追加する必要があります。

Synology の基本のポート番号は下記を参照してください。

https://www.synology.com/ja-jp/knowledgebase/faq/299

参考までに代表的なアプリケーションのデフォルトポート番号は下記になります。

アプリケーション プロトコル 基本のポート番号 ポート番号の変更 ポート番号の変更場所
DSM(HTTP接続) TCP 5000 コントロールパネル→ログイン ポータル
DSM(HTTPS接続) TCP 5001 同上
Web(HTTP接続) TCP 80 不可
Web(HTTPS接続) TCP 443 不可
VPN(PPTP) TCP 1723 不可  -
WebDAV(HTTPS接続) TCP 5006 アプリケーションのWebDAVサーバ

※1.上記のポート番号でルータにアクセスがあった場合は「このIPアドレスのSynologyに転送しろ!」と設定します。

 

1.ルータに転送先を設定する

私の自宅のLAN構成は下図の様になっています。

私の自宅のインターネットルータはNTTの「PR-S300NE」を利用していますが他のルータを使っている場合はその操作マニュアルを参照してください。

①ルータにログインします。

 

②『詳細設定→静的IPマスカレード』を選択します。

下記画面が表示されるのでポート番号と転送先アドレスを入力します。

 

③一覧画面で設定したポート番号にチェックを付けて設定ボタンを押す

同様に他のアプリケーションのポート番号も設定します。

以上で、URL:ポート番号でSynology のアプリケーションにアクセスできるようになります。

­ ­ルータ操作の注意点

ルータの設定を変更した場合は、必ず設定を保存して下さい。

これを行ってないと停電等でルータの電源が落ちた場合、再起動後、昔の設定の戻ってしまいます。

私も何回か、あれ!設定が変わってしまい繋がらない等の問題を起こしました。

ルータの変更に慣れた時が一番危険です。

 

2.アクセス方法の例

①DSM(DiskStation Manager)

http通信の場合 :http://nw.myds.me:5000
https通信の場合:https://nw.meds.me:5001

※上記は「コントロールパネルログイン ポータルDSM」タブで5000と5001が設定されていた場合です。

セキュリティ強化の為にはポート番号の変更をお勧めします。

 

②Webサーバ(WordPress)

http://nw.myds.me/oldies
https://nw.myds.me/oldies

※ブラウザはhttpの場合は「80」、httpsの場合は「443」のポート番号が自動で割り振られます。

 

③WebDAV

http://hnw.t-spirits.com/oldies:5006 

※上記はWebDAV ServerのHTTPSポートが「5006」に設定されていた場合です。

セキュリティ強化の為にはポート番号の変更をお勧めします。

 

VPN接続(PPTP)

nw.myds.me

※PPTP接続の場合は1723のポート番号が自動で割り振られます。

 

3.DDNSでサーバに接続できない場合

インタネットから自宅サーバにアクセスする為には自宅がインターネットに「PPPoE」接続されている事が必要になります。

しかし最近のインターネットアクセスは「IPoE」がデフォルトになった為に外部からアクセスできない問題が発生しています。

私は【無線LAN】でIPoE(v6プラス)とPPPoEを併用利用する方法で解決しました。参考にしてください。

 

尚、自宅がPPPoE接続になった後は下記の方法で自宅にアクセスがきます。

インターネットアクセスは総て「グローバルIP」でアクセスされます。

①あなたのサーバのグローバルIPを確認する

貴方のSynologyのNASがどの様な「グローバルIP」を持っているかは下記で確認できます

コントロールパネル外部アクセスDDNS」を見て下さい。

②次に「ドメイン名からグローバルIPを検索するWHOIS検索サイト」をアクセスします。

ここに貴方が取得した「DDNS」を入力し、表示された「グローバルIP」が①と同じなら貴方が取得したDDNSサイトが正しく機能している事が確認できます。

 

注意

上記はインターネットからDDNSでアクセスする場合です。

ローカルでDDNSアクセスする場合は「ローカルデバイスからDDNSを使ってSynologyサーバをアクセスする方法」を参照して下さい。

 

4.SynologyのDDNSの再設定について

SynologyのDDNSは、サーバ1台につき1個しか取得できません。

しかし、取得したDDNSが気に入らない場合は削除する事ができます。

この時、解除したDDNSは60日間は他の人が使えない保留状態のDDNSとなります。

 

もし保留状態のDDNS再度利用したい場合は、下記の方法で戻すことができます。

①現在のDDNSを削除する。

②クイックコネクトIDでDSMにログインする。

現在のDDNSは使用不可になる為に

③前の名前を入力後、テスト接続は省略し、「OK」を挿入する。

以上で保留状態のDDNSを再利用する事ができる様になります。

 

5.Synology以外のDDNSサービスを使う方法

SynologyのDDNSサービスはサーバに1つしか取得できません。

例えばこのサイトで使っているSynologyから取得した「hnw.t-spirits.com/oldiese」は、Webサーバ専用に使っているため、DSMやVPN及びWebDAV接続等々では利用できません。

 

よって2つ以上のDDNSを利用する為にはSynology以外の無償DDNSサイトから取得する必要があります。

またDDNSなら何でも良いのではなく、グローバルIPの更新が「URL更新」ができるDDNSサイトでないと利用できません。

色々試した結果『Dynu』社と『Mydns』社のDDNSがお勧めになります。

利用法は下記を参照してください。

­ ­Dynu.comから無償のドメイン名を取得する方法

 ­mydns.jpから無償のドメイン名を取得する方法