ここではCloudflareにアクセスするアカウントを作成すると共に[Synologyで利用するドメインをXServerから取得する]で取得したドメインを紐づける作業を解説します。
1.Cloudflareのアカウントを作成する
1.Cloudflareの公式サイトにアクセスします。
[Cloudflareの公式サイト]にアクセスし画面右上の地球マークをクリックし、日本語を選択します。
■上図の[日本語]を選択します。
2.表示された画面からサインアップを実行します。
日本語の画面が表示されます。
■画面の右上の[サインアップ]をクリックします。
3.メールアドレスとパスワードを入力します。
下記画面が開きます。
■メールアドレスとパスワードを入力して[サインアップ]ボタンを挿入します。
■パスワードは8文字以上で1つ以上の数字と記号を含む必要があります。
4.指定したメールアドレスにメールが届きます。
メールに表示されているURLをクリックするとCloudflareの画面が開きます。
■左上にあるログをクリックします。
以上でCloudFlareの画面が表示されます。
2.ドメイン(サイト)の追加
1.ホーム画面に表示されているサイトの追加を実行します。
■画面の右上に[サイトの追加]をクリックします。
2.取得したドメイン名を入力します。
■ドメイン欄に[XServer Domain]で取得したドメイン名を入力し[続行]ボタンを挿入します。
3.料金一覧が表示されるので[Free]を選択します。
■[Free]を選択して[続行]ボタンを挿入します。
4.DNSレコードを確認する画面が表示されます。
続行ボタンを挿入後、暫くするとClodflreが指定されたドメインからDNSレコードをサーチして下図の様な画面が表示されます。
■[XServer Domain]で登録した新規ドメインの場合は、何も表示されません。
■[続行]ボタンを挿入します。
5.ネームサーバを変更する画面が表示されます。
1)下記画面が表示されます。
■3項の欄に[XServer Domain]が利用しているネームサーバが表示され、それを4項に表示されたネームサーバに変更しろ!とのメッセージになります。
2)XServer側の設定変更
[XServer Domain]にログインし[ネームサーバ設定]を開きます。
■その他のサービスを利用するに✓を付けCloudflareのネームサーバをコピーして貼り付けます。
■確認ボタンを挿入し、変更を確定させます。
3)Cloudflareの画面に戻って[ネームサーバをチェックする]ボタンを挿入します。
以上でドメインの登録が完了します。
登録が完了すると登録したメールアドレスに完了通知が届きます。
6.クイックスタート画面の設定
ドメインの登録が完了すると下記画面が表示されます。
■[始める]ボタンを挿入します。
①セキュリティの改善で下記画面が表示されます。
■HTTPコンテンツをHTTPSに書き換える処理を行うか?を指定します。
■✓をONにして保存をクリックします。
■HTTPリクエストをHTTPSリクエストに変化するか?を指定します。
■✓をONにして保存をクリックします。
②パフォーマンスの最適化
■brotli(ブロトリ)とはGoogleが開発した圧縮アルゴリズムで、これを利用して圧縮するかするか?指定します。
■✓をONにして保存をクリックします。
③概要画面
下記の確認画面が表示されます。
■終了をクリックします。
3.上記設定の確認
ドメインが登録されるとCloudflareのホーム画面のドメイン名がアクティブに変わります。
上記をクリックするとこのドメインで利用できるメニュ画面が表示されます。
クイック スタート ガイドで設定した事項は上図の[SSL/TSL]、[Speed]の中の設定項目の一部を設定しただけになります。
①SSL/TSL
この中の[エッジ証明書]の中に[HTTPSの自動リライト]、[常にHTTPSを使用]の項目が設定されています。
又、[概要]を見ると判るようにクライアントとサーバの間にCloudflareが入り、各々との通信をcloudflareの証明書で暗号通信する設定になっています。
②Speed
この中の[最適化]の中に、brotli(ブロトリ)の圧縮を利用するか?等の設定が入っています。
Cloudflareを利用すると
CloudFlareメニュの[セキュリティ]を見てください。
下記のセキュリティ機能が無償版でもバンドルされている事が判ります。
・WAF
WAF(ワフ)とは「Web Application Firewall」の略で、Webアプリケーションの脆弱性を悪用した攻撃からWebサイトを守るツールです。
わざわざWAF対策ツールを購入しなくてもCloudflarを利用するだけで対策できる様になります。
・DDoS
DoS攻撃とは1つのIPアドレスからターゲットに大量のアクセスデータを送り負荷をかける攻撃です。
一方、DDoS攻撃は他のパソコンを踏み台にして複数のIPアドレスからDoS攻撃をかける攻撃になります。
SynologyではDoS攻撃に対する対策はありましたが、DDoSには対応できませんでした。
しかし、Cloudflareを利用する事によりDDoS攻撃にも対応できる様になります。